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続・奴隷商人ライブネクスト

煉獄の戦乙女


登場人物一覧

藤沢聖美 ごく普通のコスプレ少女。愛らしい顔と少し肉付きの良い肢体を持つ。加藤真実という恋人がいる。
加藤真実 聖美の恋人。無駄のない体つきをした青年。
須藤 謎の男達のリーダー格。体格がよく、低い声で相手を威圧する。
日吉 ゴリラ並の体格を持つ。見た目通り力が強く、身体も頑丈なボディーガード。
高江洲 もと医師を目指していた男。女性の身体の構造を知り尽くし、内部から奴隷化する。
飯島 謎の男。高い知性を持つ参謀役。女言葉でしゃべる男。
みなみ 偶然から、真実と知り合った少女。肩の辺りに切りそろえた髪型、背の低い少女。
北郷良治 聖美のマンションの隣に住む住人。引きこもりのダメ人間だが、彼の行動が新たな火を呼び起こす……。

第六話 口腔汚辱

 ドアの閉まる音が彼の耳を打つ。
 心臓の鼓動はいつもの数十倍を軽く凌駕するだろう。……それほどに、彼は興奮していた。が、同時に今までいかに運動不足であったかを物語っていた。
 
 ぜぇぜぇと荒い息を吐きながら、北郷はそっと腕のなかのモノをおろす。それは、未だ時折苦しげに身じろぎする、彼があこがれていた女性、すなわち、藤沢聖美だった。
 
「はぁ……はぁ……」

 北郷の荒い呼吸が聖美の首筋に当たる。目は見開いていても、身体が思うように動かない。その不安が、聖美の美しい顔をゆがめている。
 それを作り出しているのは自分だ。そう確信した北郷が、ふるえる手で彼女の身体に触れようとする。
 
 おびえる目でそれを拒絶する聖美だが、強い電気的衝撃が彼女の神経をことごとく麻痺させている。
 かすかに、身をひねることはできるが、それ以上力が入らない。手足が投げ出され、無防備な胸が呼吸にあわせて弱々しく上下するのが視野に入る。
 見知らぬ男の手が、今また彼女の乳房に触れる。遠慮がちなそれは、しかし彼女の身体に思わぬ異変を起こさせた。
 
「はあ………っ……」

 自分でも驚くほどの吐息と、漏れた声。全身を貫いたのは、さっきの荒れ狂うような電流ではなく、彼女の心の芯へと到達する、快楽に近い電流だった。
 
 その激しい声を聞いたとき、北郷は文字通り飛び上がると、部屋の入り口へと駆けつける。体当たりするようにドアへと身体を押しつけると、耳を澄ませる。むろん、誰かがいる気配はない……が、目に入ったドアロックが解放されているのを見てさらにあわて、ふるえる手でロックする。
 音高くロックする音が聞こえると、北郷は大きく息をついた。部屋の中で、かろうじて首をこちらに向けておびえた表情を浮かべている聖美がいる。
 いよいよ、引き返せない。それを自覚したとたん、胃の奥からこみ上げてくるような恐怖感が彼を襲った。
 常軌を逸した性格を持つ彼にしたところで、犯罪者というレッテルを貼られることに対する恐怖感はやはりある。社会不適合とよばれることには抵抗がなくとも、そう扱われることに対しては抵抗があるのだ。
 
 そして、藤沢聖美。動かぬ身体で、彼を狼狽させた彼女は、じっとその視線で彼を射すくめる。
 その表情が、かつて今まで彼を蔑視してきた者たちの表情に重なる。その目にさらされながら生きてきた彼には、過敏なまでにその視線が感じられた。

「そんな目で見ても………」

 初めて口を開いた北郷に、聖美の表情が曇る。そこに宿っているのは、正気ではなかった。
 
「だめだ、だめだ……もう貴女は動けないんだから……俺の、俺の………」

 口元が何度も引きつる。北郷が、続かない言葉を無理に続けようと躍起になればなるほど、彼の言葉はバラバラになって意味をなさなくなっていく。

「はぁ………はぁ………」

 彼が不意に入り口から離れると、冷蔵庫を開ける。冷たく冷やされたミネラルウォーターのペットボトルを開けると、中身をぐいぐいと飲み干していく。

「はぁ……」

 無防備な身体。ふっくらとした乳房が彼を誘うかのように、上下する。その下にある腹部は無意味な肉をまとわず、すらりとした脚へと続いてなだらかな稜線を描く。
 いつも彼はそれを想像のなかでのみ、犯していた。だが、肉を持った現実の存在として今、彼の前に贄として差し出されている。
 そう、これは……現実だ。
 
「声をいくら荒げても、外には聞こえない。俺はそれを、もう何十回と試してきたんだ」

 けいれんする口元を笑みの形にゆがめて、北郷が宣言する。

「それだけじゃないぞ。なにをするかも全部決めてあるし、そのための道具もいっぱいそろえてあるんだ。今日からここは楽園に……いや、煉獄になるんだ。身も心も焼き尽くす煉獄に」

 大仰な態度でそう言い切ると、北郷は室内のあちこちに仕掛けたビデオカメラのスイッチを入れて回る。それが意味するところを知った聖美が、必死で身体をよじらせる。
 
「逃げようとしたら……」

 ビデオカメラのスイッチを入れ終わった北郷が、警棒型のスタンガンを手に取る。
 
「逃げようとしたら……これだ」

 スタンガンのスイッチを入れると、パチパチパチと連続的に放電の音がひびく。その音に圧されるように、聖美が身をすくめる。
 図に乗った北郷が、その棒の先端を聖美の首筋に近づけると、かすかに悲鳴じみた声が聖美ののどから発される。

「まだ無理だろうね、舌も手足も動かせないだろうからね………」

 再び、無防備な乳房に、今度ははっきりと意志を持った北郷の手が触れる。
 
「ひっ……」

 その声は、抑えに抑えてきた北郷の欲望をたぎらせるに十分な、苦悶の悲鳴だった。薄い生地を通して、かすかに汗を帯びた肌が感じられる。両手を使い、乳房を両側からこねるようにして、彼はその感触を再び味わう。
 彼はこれに値するだけの感触を味わったことがなかった。肌という皮のなかに詰まった、乳房という名の肉が、彼の手の内でゆがみ、流れ、そして、それに応じてその持ち主である聖美の身体が、何度も緊張し、弛緩する。

「は………ははは……へへへへへ………」

 口元から、涎がこぼれているのが自覚できる。……それほどまでに、彼の手のなかにある感触は彼を虜にする。
 こぼれたそれは、だらりとこぼれ落ち、制服の上に濃い色のシミを作る。

「い………ひ……あ………っ………」

 必死であらがおうとする意志は感じられる。だが、聖美の身体は無防備なままだ。手足はいうことを聞かず、声を抑えようとする努力も実を結ばず、罵詈雑言を投げつけようにも、あるいは説得しようにも、舌がしびれて思うように動かせない。
 涎の筋が、さらに彼女の制服の上にシミを広げる。ふとそれに気づいた北郷は、うれしそうに笑みを浮かべると、聖美の顔の上に彼の顔を重ねる。
 
「………!!」

 目が見開かれる。その視野を埋め尽くすように、今は欲望にゆがんだ男の顔が近づいていく。再び、口元からたれた涎が、今度は聖美の首筋を汚していく。

「ん………ひ……………ぐっ………う………う………」

 目尻から、抑えていた涙があふれる。彼女に苦痛を与え、汚辱を施し、自由を再び奪おうとするこの男への怒りとそれをどうすることもできない無力感が、感情を爆発させる。
 
「く……ふふふ……キスだ……わかる……? 俺の、ファーストキスだよ……くふふふ……」
「い………や……ぁっ」

 かろうじて絞り出した拒絶の声も、北郷にはまるで通用しない。涎でべとべとになった口が、聖美の頬へと近づいていく。
 顔を振って逃れようとしたが、北郷は両手を乳房からはなすと、顎を下からつかむようにして固定する。その荒々しい動作が、彼女の動きを一瞬封じる。

「ひい………」

 ぞろり、とした感触とともに、聖美の頬に塗れた何かが押し当てられる。それが、ざわざわと長虫のようにはい回る。

 北郷は、その感触と、芳香に嘆息する。これまた、彼がかつて味わったことのないものだった。
 止めどなく流れる涙の味と、総毛だった頬の感触。彼は、まるで犬がマーキングするかのように、己のにおいを聖美に何度も何度もなすりつける。
 
 耳たぶに舌がかかる。じゅばっ、と不快な異音が彼女の聴覚を満たす。耳の穴に舌を入れ、北郷が執拗になめ回す。
 背筋が凍るような恐怖と嫌悪感。
 そこに、かすかな違和感を感じた聖美が、戦慄を覚えた。この感触を、彼女は、はっきりと覚えている………。
 
「う………ううう………うー! んんー!!! う、う、う、ううあ……ああー!!」

 それは、逃れようのない悪夢のあぎとだった。ずっと彼女をさいなみ続けていた、あの悪夢が現実のモノとなって彼女の身体を一瞬で陵辱しつくしていく。

「ひうー!! う、うぐ、ううううー!! うあ、あ、あが、あぐぅ………うううー!!」

 北郷が、呆然と聖美を見る。恐怖と嫌悪感に満たされた顔のなかに、やはり違和感を覚えたのだろう。動きを止め、まじまじと聖美を見る。
 もし彼が、彼女が受けてきた扱いを知っていたなら、おそらくはそのなかに見える、狂気を感じ取ったかもしれない。
 だが、不幸なことに彼は知らなかった。彼女は今まで愛する男とともに幸せな時間を過ごしてきた、としか思っていなかった。彼の狭い世界のなかでは、目に見える彼女の幸せな光景だけが彼女のすべてだった。
 
「なにを暴れてるんだっ!!」

 狂気に駆られ、動かぬ身体がまるで陸の上の魚のように暴れる。その意味を理解しない彼は、とっさにスタンガンを手に取ると、その先端を彼女の乳房にあてがった。

「じっとしろ!! さもないと、さもないと、電源を入れるぞ!」

 その声が彼女の動きを一瞬だけ止める。ほっとした北郷がスタンガンを手放したとき、聖美の脚が跳ねた。北郷の身体がはじかれ、転がる。
 スタンガンで麻痺していなければこれだけの力はでなかったろう。人が火事場で見せるあの力である。

「てめぇ!!」

 おびえた北郷が、急いでスタンガンを手に取ろうとする。だが、その動きがぴたりと止まる。
 暴れた拍子に、彼女の両足が開いている。そこで力つきたのか、荒い呼吸をしながらしゃくり上げる姿が見える。
 開いた足の奥には……そこには、かつて彼が見たことのない場所があった。女性なら誰もが持っている神秘の泉……。

「へ、へ……へへ………」

 北郷の脳裏から、すっと怒りが消える。

「そうだ……な、俺はまだ一番肝心な所を見てないじゃないか……」

 再び、立場が変化する。しかも、今度は聖美の身体には大きなハンディがつけられていた。
 全身が粟立つような感覚。極限状態におかれた聖美の身体が、そこから逃れようとして苦痛や屈辱を違う感情へと置き換える……。普通に行われているその生理的な動きを、彼女の体内に打ち込まれた、狂ったホルモンが加速する。
 今まで、かろうじて意志の力でねじ伏せていたそれが、ここに至りついに暴走し、彼女の意志力を凌駕したのだ。

 むろん、北郷にそんなことはわかるはずもない。ただ、全身を小刻みにふるわせる彼女の姿に、たまらないエロシチズムを感じ、ごくりと涎になりそうな生唾を飲み込んだ。
 真っ白な、雪を固めたような造形の脚が、彼を誘うように揺れ動く。思わず手を出した北郷は、その掌を使って脚部を撫で上げる。
 
「ひ、あああああー………あ……ああああ……」

 あからさまに、今までと違う声を上げる聖美。ぞくぞくと身体の芯にある神経をつかまれ、逆なでされたような感触。
 両脚の付け根に、堰を切ったように何かがあふれてくる。それを意識して、彼女は唇をかむ。その痛みさえ、ぞくぞくとした感覚になって彼女を苦しめる。
 ほんの数日前に、彼女に加えられた無惨な仕掛け。飯島と高江洲が、文字通り丹誠込めてそそぎこんだ、ライブネクストの技術の結晶。
 そう、そこから逃れだしてまだ一月とたってないのだ。
 
「ひ、ひは、ひ、ひあ、あ、あ……あ、あ、あ………う……あ………」
「すごいね、どんどん声だしていいよ。絶対外には聞こえないから。聞こえないことはもう俺がしっかりと実験してあるから」
「ふあ……あ、う、あひう、だめ、さ、さわら、さわっちゃ、だめ、ああ……あっ……ん………」

 北郷は再びたれそうになる涎を拭う。彼の手が蠢くたびに、腰をくねらせてのたうつ聖美がいる。何一つ知らない彼にとっては、聖美のこの媚態が不自然だとは全く思わなかった。観念したのか、あるいは彼の技量がすばらしいのか………。

「す、すごい、すごい……な、これ……見ろよ。ほら、見て見ろよ」

 北郷の手が、乳房にのびる。薄い制服の生地を突き破るかのように、乳房の先端が堅くしこっている。

「こんななるんだ……すごいね、こんな、感じちゃうんだ……藤沢さん……」
「うああっ」

 ほんの少し、指先がかすめただけで、聖美の脳髄に電気でできた針が突き刺さる。目の前が暗くなり、鼻腔にいつもと違う香りが漂う。シベット・ムスクのような香りなのだが、それは彼女には自覚できない。
 口の端から、彼女の唾液があふれ出る。それは、頬を伝い、北郷のそれと混ざり合って首筋へと流れていく。止めたくても、呼吸を維持するだけで精一杯だった。文字通り彼女は、全身を性感帯にされた状態でこの無知蒙昧にして厚顔無恥な男の前に投げ出されているのだ。
 
「たす………け……て………まさ……と………」
「もう喋れるようになってきたね。すごいね、藤沢さん………」

 不意に彼女は、舌のしびれも手足のしびれも徐々に回復しつつあることに気づかされる。なのに、手足は相変わらず自由が利かない。それは、あたかも手足の付け根に麻酔を打ち込まれたかのようだった。
 見えざる鎖が彼女の身体を縛る………。

「どれ……ほんとにカチンカチンになってるね……痛そうだ」

 再び、乳房に手をやる北郷。
 その先端部を指でつまんだとたん、また聖美の身体が大きく跳ねる。

「っはぁああっ!!」
「いいね、感じてくれてるね」

 北郷の指が無遠慮にその先端をつまみ転がす。その都度、聖美の腰が左右にくねり、荒い呼吸からは言葉にならない断片が、必死の抵抗を試みている。

「だ……や・やああ……あ・あ・あ・ん……ふぅ………あう…やめ……あうん……」

 両手の掌にすっぽりと乳房を納めた北郷が、今度はその先端を強く絞り上げる。ぴん、と隆起した先端を、指でつまんでいた彼は、制服の生地の上からそれを口に含む。
 
 じゅちゅううううううううっ
 
 生地にまた濃いシミができる。その瞬間、聖美は秘裂の奥底から何かがこみ上げてくるのを感じる。

「んっんんんっ………あぐ………」

 唇をかんで耐えようとしても、それは彼女の意志を押し流しながらあふれ出てくる。膣のなかが激しくうねり、あふれ出た液体は彼女の太股から臀部へと流れ出る。その熱さに驚くまもなく、それはスカートへと吐き出され汚していく。
 
(いやだ………助けて、壊れる、壊れる……助けて、真実、真実、……)

 正気の時にはなかなか味わうことのないその快楽の波が、ついに彼女の身体を満たす。

「は……………あ……………」

 呼吸が止まる。薬とホルモンバランス、そして濃い暗示。すべての歯車がカチリとはまり、同時に彼女の身体はそれを受け入れてしまう。手足が硬直し、全身がおこりのようにブルブルと震える……。
 北郷は、その変化を見て取った。すぐに手を離したのは、壊れてしまっては困るという非常に利己的な理由からだった。
 半ば焦点の合ってない瞳、弛緩した口元、さっきまでの激しい痙攣が嘘のように脱力した身体。それが、女性の絶頂だということを彼はむろん知らない。

「お、おい………おい……なんだよ………」

 全身がぐっしょりと濡れている。汗と、そして、股間をしめらせる体液と。
 ふれればその瞬間に壊れてしまうガラス細工のような繊細さを感じ取った北郷だが、ふとその目を彼女の両脚の付け根に向ける。
……そこは、ぐっしょりと濡れていた。
 はじめ失禁かと思ったそれは、しかし濃い粘りけを感じさせる。ようやくここにいたり、彼は自分が聖美を絶頂へと導いたと勘違いしたのである。

「あ………」

 彼は、同時に自分も絶頂してしまったことに気づく。
 あわててズボンのベルトをはずすと、乱暴に脱ぎ捨てる。粘液でどろどろになったパンツを捨てると、彼はティッシュペーパーを手にとり、拭こうとする……が、そのとき目に入ったアダルトビデオのパッケージに気を向ける。
 
「そうだ……そうだ、いいね、やってもらおう……」
「………あ…………あ………うっ…………っうう……」

 嗚咽を漏らす聖美顔をまたぐようにして、北郷が立つ。その時初めて彼女は、北郷の意志に気がついた。
 垂れてきた粘液が彼女の唇に当たる………それなのに、彼女はそれを避けることができなかった。まるで、身体を別の自分が乗っ取ったかのように、彼女は目の前の雄の意志を受け止める。

「………す、すげ………」

 先端を覆う包皮ごと、聖美の唇のなかに肉棒が差し込まれる。包皮から加えられるその感触に驚いたが、今度はさらに聖美の歯を使って包皮を剥かせていく。見開いた目は嫌悪感と怒りに支配されているのに、彼女の口腔はまるで別の生き物のように、肉棒を愛撫していく………。
 
「おおお………」

 どろどろの粘液を舌がなめ取る。射精直後で敏感な先端は、たちまち次の射精の準備を始めて透明な液体を吹き出す。
 北郷は、両手で聖美の頭をつかみ、持ち上げる。彼女の口は今や北郷の肉棒と、時折玉袋までをも含まされる。鼻や顎までもが、涎と彼の排出する汚辱にまみれている。そして、まなじりからは涙があふれ出ている……。
 
 この上ない征服感とともに、彼は再び射精する。口の中いっぱいに広がった精液を飲ませようと、彼は執拗に腰を彼女の顔に押しつける。
 
「ごぶっ………」

 だが、それは果たされず、白濁した液体が大量に口からあふれ、彼女と彼の身体を汚した。
 
「へ、へ……これからは……これからは、あんたは……俺のモノだ………」

 カメラの一つを手に取ると、汚辱された彼女の顔を撮影する。彼の肉棒は、さっきまで完全にかぶっていた包皮を剥かれ、聖美の口へと突き刺さっている。
 その有様を何度も何度も撮影し、そして、再び肉棒の抽送を始める。のどの奥に当てたり、あるいは頬袋に含ませたり、考えつくあらゆる方法で彼は聖美の口を犯していく。今の彼の脳裏には、この新しく手に入った彼の『モノ』でどう楽しむか、ということしか頭にない。
 そして、初めて経験したこの口腔汚辱は、この上ない快楽を彼に与えてくれていた。
 
「次は………なにしようか、な、へへへ………」

 カメラからメモリースティックを抜き取りつつ、彼は大きく口を開けて破顔した。

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