奴隷商人ライブネクスト
登場人物一覧
| 藤沢聖美 | ごく普通のコスプレ少女。愛らしい顔と少し肉付きの良い肢体を持つ。加藤真実という恋人がいる。 |
| 加藤真実 | 聖美の恋人。無駄のない体つきをした青年。 |
| 須藤 | 謎の男達のリーダー格。体格がよく、低い声で相手を威圧する。 |
| 日吉 | ゴリラ並の体格を持つ。見た目通り力が強く、身体も頑丈なボディーガード。 |
| 高江洲 | もと医師を目指していた男。女性の身体の構造を知り尽くし、内部から奴隷化する。 |
| 飯島 | 謎の男。高い知性を持つ参謀役。女言葉でしゃべる男。 |
| …撮影は、最初は普通に立って写すスナップ写真の様な物から始まった。 下着がない事も、比較的皮膚の露出の少ない巫女服なら多少ポーズを取った所で影響もなく、相手の言うままに色々なポーズを取り始めると聖美はいつもの様に楽しい気分を取り戻すことすら出来そうに思えた。 やがて、今度は二人で一緒に撮って下さいと言われる。普段真実が一緒の時は真実が拗ねるのであまり撮らないのだが、彼らが真実に写真を見せる事もあるまい。 何より、早く解放して貰って真実の所に戻らなければ、と思う聖美は、言われるままにその男を横に立たせると、ポーズを取って写真を撮影させていた。 「じゃあ、次は……そこの台の上、立って貰える?」 「ここですか?」 「うんうん、で、……そうだなぁ…日吉、お前横に立てよ」 「おぅ」 「そしたら、巫女さん今度は片膝ついて…そそ、そんな感じ。あと、もうちょっと顔あげて…」 てきぱきと指示を下すリーダー格であろう男の動きは見事な物で、コスプレ撮影だけでなく写真そのものに手慣れている様に見えた。 聖美はその光景に見入ってしまっていたので、背後に一人の男が回り込んだことには気がつかなかった。 ……それに気がついたのは、聖美の巫女服の尻に何かを押し当てられた時だった。 「………?!」 「動くなよ」 横に立つ、日吉と呼ばれた男が低い声で脅しをかける。 聖美がびくっ、と震えると、彼女の背後にいる、別の男の手が袴の上から聖美の尻を何度も何度もなで上げ、ゆっくりと裾の方に降りていくのを感じた。 「い……」 イヤ、と言いかけた時、日吉が手に握ったものを聖美の尻の穴にあてがう。ちくん、とした感触が聖美の尻の谷間に感じられ、飛び上がりそうになる。 それは、アイスピックだった。鋭い先端が袴と着物を突き通し、正確に尻の穴を貫こうとしているのがわかる。 「尻の穴、もう一つ増やしたいか? おとなしくしろ」 「………ぅ……」 「おい、高江洲……早いところやっちまえ」 「あぁ」 がたがたと震える聖美。 背後に居る高江洲と呼ばれた男は、そのまま裾から手を入れると、聖美の太股を外側からねぶねぶと嬲りはじめる。 その手に何が着いているのだろうか? 妙にぬめぬめした感触があり、そのあと僅かに濡れた皮膚の表面がひんやりとする。 「……く……ぅ……」 「声出すなって言っただろうが」 「あぅっ」 尻肉を強くつままれた聖美は、思わず息を呑んで声を殺す。 高江洲の手はそのうちに徐々に聖美の両足の間に入り込もうとしている。強く脚を閉じて抵抗するのだが、ぬめぬめした手があっさりと両足の間に滑り込み、そうなると聖美の力では抵抗のしようもない。 聖美の着ている巫女服は本来の巫女服ではなく、コスプレ用に簡略化されたものである。 しかも、上着である千早と呼ばれるものは、本来の踝までの長さを持たない、短い着物であった。 値段をけちって風俗用の物を買ったのだが、今となっては愚かな値切りだったと思わざるを得ない。 袴の内側でゆっくりと開かれていく両足。聖美の最後の抵抗の波が粉砕され、とうとう両足の間にある秘密の場所に、高江洲のぬめついた指がたどり着く。 「ひぅっ!」 「………」 無言で睨む日吉。高江洲ははぁはぁと荒い息をつきながら、聖美の秘密の場所をゆっくりと探りはじめる。まず背後の尻穴のあたりをぬるぬると動き回り、尻穴を探り当てると嬉しそうにその辺りを嬲り回す。 それから、ゆっくりと前に進み、聖美の膣口を探り当てる。 「だ、ダメっ…そこは…」 「おとなしくしてろと言ったぞ。それとも、本当に穴をもう一つ増やしたいのか?」 「………ぅ…」 にちゃ、にちゃと股間から音がする。哀しいかな、極度の緊張と恐怖からか、聖美の秘密の場所の奥の泉は少しずつではあるが、透明な聖なる液体をあふれさせつつあった。 はぁ、はぁと荒い息と共にくちゅくちゅと音をさせる高江洲。日吉の方はと言えば時折尻の穴のそばを鋭い先端で突いては、耳元で息を吹きかける。 「……なんだ、アンタ結構開発されてるんだな? なんかくちゃくちゃ聞こえるぞ?」 「………んんっ…」 「ほら、その色っぽい顔を前に向けろよ。撮るぜ?」 「?!」 顔をぐぃっ、と前に向けられると目の前でフラッシュが光る。一瞬、自分がどんな表情をしていたのか考え、そして羞恥のために頬が真っ赤に染まる。 「…ほっぺたが熱いぜ? そんなに気に入ったか?」 「いや……ッ」 「ほら、しっかりしろよ。まだまだ撮影したりないみたいだしな」 と、不意にぐりっ、とした感触と共に聖美の秘密の場所に高江洲の指が無遠慮に入り込んでくる。 「ああぅっ!」 思わず声が出てしまい、日吉はちっ、と舌打ちをして高江洲の方を睨む。今の声で、もしかしたら誰かが気付いたかも知れないのだ。 だがその心配は杞憂だったようだ。今日は風が強く、ただでさえ人の多いこの地域は既に一人の少女の悲鳴など、喧噪の中に紛れ込ませるに十分な喧しさを持っていた。 「……ったく、声だすなって言ったのに。おい、高江洲……お仕置きしてやれ」 「……え?」 その意味を理解すると共に聖美が恐怖に震え上がる。その様子を楽しそうに見下ろす日吉は、聖美の尻穴の辺りを突っついて牽制しながら、高江洲の様子をうかがう。 顔を後ろに向けようとした聖美の顎を掴むと、日吉はカメラを見るように促す。 お仕置き、という言葉はあくまで合図に過ぎない。高江洲は鞄の中をごそごそと探り、一本のガラス管を取り出した。 先ほどからさんざん太股や股間を刺激され、既に聖美の泉からは愛液がこぼれ出ている。 それは男性でいう所のバルトリン氏腺液、我慢汁だとか第一汁だとか言われる。性ホルモンの分泌を調べるには最適な液体なのだ。 ガラス管にすくい取られた愛液に、幾つかの液体を垂らし、その色調や沈殿具合を調べた彼は、やがて鞄の中から幾つかのチューブを取り出す。 医者の三男である彼は、兄たちのように義務で医者になることは考えていなかった。彼が医者になる最大の目的は、その医学技術で女性の身体を自由にコントロールし、性奴隷を作り出す……その為だけに医大へと進学し、産婦人科や性病研究室などに進んだのだ。 当然のことだが、人間の身体には個人差がある。高江洲は聖美の身体の状態を分析し、まったき性の虜にするために必要な成分を即席で調合し始めていた。 すでにこの手口で性奴隷となった女性の数は二桁を超える。その殆どは彼の調合した薬と微量の……血液検査をしても精密にしなければ判明しない程の……麻薬を用いて、洗脳に近い状態で彼らの元に通わせている。 未だに、誰一人として造反していない…或いはそんな事すら考えもつかないのだろう。 殆どの女性は、普段は普通に生活している。ただ、頭の中には彼らとのセックスとそれに伴う恍惚感の事だけを考え、高江洲が声をかければその瞬間に股間を潤してしまう…そんな状態に改造されていた。 やがて、幾つかの粉を厳密に測りながら一つのチューブにそそぎ込む。彼の持つチューブは売店で売られているフランクフルトのマスタードを入れたりするアレと似ている。 微妙な違いといえば、量を示すバルブがついていて、そのバルブを回転させる事で適量の粉や液体を正確に絞り出すことが出来るという事である。 そして、もう一つの手に持っているチューブは、針のついていない注射器に繋がっている。知る人がしれば解るだろうが、一種の浣腸器である。 そして、幾つかの粉を混ぜ併せ、最後にとろりとした液体…これこそが麻薬なのだが…を注入すると、強くシェイクする。とろけた白濁した液体が、チューブから注射器に流れ出ると高江洲は小さな声でつぶやいた。 「出来たぜ」 「よし……じゃ、早速。今日は何処に入れてやろうか?」 「時間があんまりないんだろ? だったら、直接子宮に入れてやろう」 「……よし。おい、聖美さんよぉ、脚を開いてくれないかな?」 「……なんで私の名前、知ってるんですか?」 「ま、いいじゃねぇか。ほら、早く開かねぇとここから穴あけちまうぞ?」 ぐいっ、と強く尻穴を刺激されて思わず背筋が伸びてしまう。痛みに顔をしかめ、泣きそうな表情を浮かべながら日吉を見上げるが、日吉は傲然とした表情を崩さない。 「大丈夫だよ。悪いようにはしねぇよ。ただ……」 「……ただ?」 「もっかいオレ達に逢いたくなるかも知れねぇがな」 「……絶対ないわ、そんな事…」 「じゃあ、試してみようか。おい、もういい、そのままぶち込んでやれ」 「………ッ!!」 不意に、聖美の内股に冷たい物が宛われる。ぎゅっ、と脚を閉じようとしたが不思議と力が入らない。 むろん、聖美は知るはずもないのだが、高江洲が最初聖美の両脚に塗り込んでいたのは歯医者が使う、皮膚から吸収される筋肉弛緩剤だった。 麻酔の一種で、長時間の手術を行うときなどあらかじめ顎の外から塗り込めておけば患者は口を開けっぱなしにしても顎を外したりする事はない。 この筋肉弛緩剤を大量に塗布され、さらに秘穴を責め続けられた為に聖美の両脚の筋肉は緊張しっぱなしの状態になり、そして今や聖美の筋肉はほぼ無力化されてしまったのだ。 割って入ってくる冷たい感触はガラスの管の様で、それが注射器を思わせる。恐怖のあまり逃れようとするが、脚ががくがくするだけで身体の動きは聖美の期待を完璧に裏切った。 「………た……たすけ…ぐっ!」 「……助けを呼ぼうと思ったのか? そうはさせるか」 日吉の手が聖美の喉を押さえる。かすれた様な息が漏れるだけで、聖美はそれ以上言葉を発する事も出来ない。 やがて、秘密の場所に到達したガラスの管は、さらに聖美の秘肉を割りながら徐々に奥へと進む。先端は細い管になっており、やがて身体の一番奥…聖美の子宮の入り口を探ってぐりぐりと動かされる。 「はああっ…あぅ……んっ…イヤぁ」 「もうちょっとの辛抱だからね〜。頑張るんだよ、聖美ちゃん」 「うぐっ……あ……痛い……痛いッ」 「痛い? そっか、じゃここかな?」 ぐりっ! 子宮の入り口は普段はきっちり閉じてはいる。だが、そこは粘膜と粘膜が合わさっただけの場所であり、細いガラス管を押し込めば容易に貫通してしまう。 一際強く押し込まれた瞬間、聖美の子宮がその侵入者を受け入れてしまった。 ほんの僅かな抵抗感が過ぎると、ずずっ、と奥に注射器が押し込まれる。高江洲はそのままチューブを捻りつぶし、中身を聖美の子宮の中に注入した。 聖美は、身体の最奥部…決して他人に犯されるべきでない、神聖な場所である子宮に急激な違和感を感じた。それは、チューブからひねり出された人工のホルモンと麻薬の化合物の感覚なのだが、その感触は中出しの射精を受けたときに酷似していた。 「い、あぁぁぁぁあっ……いやいや……いやぁ……いや……いや……あ……ああぁぁっ」 泣き声が漏れる。聖美の表情がおののき、戦慄し、そして怒りと屈辱と恐怖にないまざった表情と、蒼白な顔色があたかも死の宣告を与えられたかのように見える。 衝撃と、屈辱に震えた聖美が、その衝撃故に意識を手放しそうになったとき……それはほんの1秒2秒で終わったのだが……、ぬぷっ、と注射器が聖美の秘密の場所から引き抜かれ、聖美はがっくりと肩を落とし、その場に頽れそうになった。 「……大丈夫。この先端は聖美ちゃんの中を傷つけたりしないように柔らかくできてるし…中に入れた物は自然の中にある物ばっかりだから」 「………っ」 「それに、気持ちよかったんじゃないの? 中だしされたみたいでさ?」 「…………ッ!!」 にらみつける聖美の目を見ながらにやにやと高江洲は笑う。日吉の手はいつしか聖美の脇に差し入れられ、倒れそうな聖美を支えている。が、その指先は微妙に蠢いて聖美の性感帯を探ろうとしている。 「……ま、すぐに劇的に聞いてくる訳じゃない。けど…あんたの身体はこれからオレ達を忘れることは出来ないんだよ」 高江洲の言葉は聞こえている。この場所が何処なのかは解ってる。だが、聖美は急激に自分の状況認識力が衰えていくのを感じていた。 周囲の言葉も、自分の言葉もまるで他人事の様に思える。…自分の立場さえも。 「さて、続きをしますか」 再び聖美を立たせると、日吉ともう一人……飯島と呼ばれていた……が聖美の両脇に立ち、カメラを構える須藤が指示を出し、高江洲は背後から聖美の秘密の場所を探りはじめた。 両脇の男達が胸をいじり、脇と背中を責め、首筋に息を吹きかける。 高江洲はすぐに無遠慮に聖美のクリトリスを探り出すと、少し強すぎる位に刺激を与えはじめる。 痛みに近い感覚は、だが忌むべき事に聖美にとって快楽として伝えられてしまい、彼女はその全てを受け入れてしまっていた。 力の抜けた身体をもてあそばれ、彼女は明らかに性的快楽を与えられていたのだ。 聖美がかつて痴漢に遭ったとき、股間を弄っていた痴漢の感触を完全にシャットアウトする事が出来た。 好きでもない人に弄られて感じる訳はない。ましてそれが見も知らぬ痴漢の手であるとなればなおさらだ。 だが、今や聖美は見知らぬ男達の手によって力無い身体を弄り回され、あまつさえその手によってさらに力を奪われて行くのだった。 ぱしっ、ぱしっ! フラッシュが炊かれる。だが、聖美はその写真にどんな表情で写っているかなど既に興味の外にあった。 周囲から見れば、聖美の顔は上気し、うつろな目が宙をさまよい、与えられる刺激の一つ一つにはぁ、はぁと熱い吐息を漏らしている。 「はぁあああっ……あうん……」 くちゃ、くちゃくちゃ……。 既に膝の辺りにまで垂れている愛液の感触。 胸の辺りを蠢く指先の甘美な感触。 理性と本能のバランスを、自然の物であっても聖美自身のものでない淫蛇の毒によって崩された聖美は、はぁはぁと熱い吐息であえぐ一人の雌に成り下がりつつあった。 もともと、彼女の恋人の真実は性に対して達人とは言えなかったが、聖美との行為の際には必ず新しい何かを見つけてくる位に研究熱心だった。 ひとえに聖美に新しい快楽を与えてやりたい、という想いからの行為だったが、その結果聖美の身体は中途半端に開発された状態になり、心持ち欲求不満気味になることも多かった。 今、崩されつつある理性の壁が、本能の暴走を一歩手前でかろうじて制御していた。が、その壁には亀裂が走り、本能があと一押しすれば簡単に砕けてしまいかねない状態だった。 「ああぁっ……ダメッ……」 身を捻ろうとする動作も、声を抑えようとする働きも既に失われ、ただ緩やかにうつろな目つきで身体をくねらせる聖美を、もし他の誰かが注目すれば恐らく彼女はさかっているのだろうと簡単に理解できただろう。 だが、今のところそんななまめかしい聖美の動作はカメラを手にした須藤と、今やビデオカメラを構えた日吉達4人だけのものだった。 飯島は4人の中でもっとも年上で、老練な性技の持ち主だった。 彼は、既に聖美の理性の壁が崩壊寸前なのを見て取り、調教をはじめる頃合いだと判断し、高江洲と日吉に目で合図を送る。 既に視点も定まらず、酔っぱらいに近い聖美を抱え上げると、須藤と飯島は腕章を手にとって腕にはめる。 緑色の腕章に白い円、そして中央に赤い十字。そして、白衣を着ると彼らは既に日が昇り、人が多数集まり出した西館屋上から下に降りる階段を下りはじめた。 「どいて下さい、通して下さい!」 「具合の悪い方をお送りしています、ご協力下さい!!」 注意してみれば、その首からベルトが下がっており、背中が不自然に膨らんでいるのが解っただろう。そこには、さっきまで聖美を写していたカメラや、それまで来ていたジャンパーなどが入った鞄があるのだが…。 「通して下さい、具合の悪い方をお送りしています!」 その言葉にイベントの関係者達も、そしてコスプレ広場に集まりつつある人達も、無条件で信じ込んでしまったし、一方通行を逆行していく一行を素直に通してしまったのだった。 |